エンジニア業界におけるプラスアルファのスキルの重要性

エンジニアと聞くと、1つの技術を極めた職人気質の人を想像する人も多いでしょう。しかし、実は多様なスキルを持っていなければ、生き残れない可能性があります。特に最近では、基本的なエンジニアのスキルと、プラスアルファのスキルを持っている人材が重宝される傾向にあります。

一昔前までは、基本的なスキルさえあれば、エンジニアが仕事に困ることはありませんでした。しかし今では、エンジニアスクールやインターネットの普及でエンジニアとしての基礎スキルを学ぶことが容易になり、基礎スキルを持った人が増加傾向にあります。中には趣味でプログラミングを始め、プロ並みの技術と知識を持った人もいます。そのような人材の中で仕事を獲得するには、基礎スキル以外のところで自分を差別化しなければなりません。現在のエンジニア業界では、スキルは持っていて当たり前のものなのです。

また、IT技術の多様化も、エンジニアにプラスアルファのスキルが重要になる理由です。IT技術はITや製造業界のみで使われるものでしたが、今ではITと全く関係のない業界でもIT技術が取り入れられています。例えば学校教育では電子端末やインターネット、クラウドの使用が一般化してきていますし、ITと無関係の企業も、会社の業績やデータを、AIを用いて管理するところが増えています。そのような多様な業界から仕事の依頼を受けるとき、エンジニアスキルに加えてその業界の知識を持っている人はクライアントとエンジニアチームの懸け橋となれるので、重宝されるでしょう。